しゃぎり |
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曳山を運行する際には必ず「しゃぎり」を鳴らします。笛数人、太鼓、摺鉦の構成で、
日によって曲が異なり、宵宮は「追遣り(おひやり)」、
本楽は「神楽(かぐら)」、後宴は「戻り山」になります。子供歌舞伎を演じる前には「奉演間(ほえんま)」を鳴らしこれから芸が始まる事を
知らせます。 |
これまではずっと昔のカセットテープを鳴らしていましたが、
自分達で生で演奏したいという思いから平成二十年にしゃぎり保存会を発足させました。最初の年は出笛を吹くのがやっとでしたが二十一年は「神楽」を神前の狂言奉納の前にみなさんに披露しました。人に聴いていただくにはまだまだお恥ずかしいレベルでしたが、神前でしゃぎりを吹く事を目標に一年間稽古を重ねてきましたので、上手い下手は関係なく成果発表の場と考えて演奏しました。 |
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二十三年はレパートリーに追遣りを増やすとともに自分達の演奏を録音し、それまでずっと流していたテープから自分達のしゃぎりに切り替え運行することができました。また神前から南町への客山、北町の客山では、亭に男の子達を上げ、女の子は山の横で生で演奏しながら運行しました。 |
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本年二十四年は戻り山も演奏できるようになり、一部の運行区間では録音した演奏を一切使わず、生演奏だけで運行する本来の形を実現することができました。 |
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