運行の難所
米原駅から東側は古い街並みのため、狭く曲がった通りばかり。何気ないような道でも 曳山にとっては進みにくい道です。
@米原駅前からみた中町
宵宮の最初の難所はJRを越える陸橋。斜度があるうえに 途中から大きくカーブしているので山を曲げながら登っていかなければなりません。宵宮の朝は若い衆はそれぞれ担当の仕事があって 山を引く人数が少なくため見た目以上にきつい移動になります。
A中町側
右側奥の家と比べると陸橋は3階建てくらいの高さがあることがわかります。宵宮の日は ここを往復するのです。帰る頃は日も暮れ提灯の明かりがこの坂を登ってゆきます。
B西町側
最大の難所が湯谷神社に向かうこの坂。宵宮の夜、その年の出番山が連なってここを登るのを登り山と言います。
この坂は自転車も立ちこぎでないと登れないような斜度で道幅も狭く細かく曲がっているため大変なのですが、実はこの坂は2度登らなければなりません。 後宴の夜、湯谷神社境内にある山倉に向う時には3日間の疲れも溜まり人も少なくなるため更に厳しさをまします。
C登り山のスタート位置 灯篭前
境内に入ってもまだまだ坂は続きます。石畳が敷かれて随分登りやすくなりましたが 砂利道は小石が車輪止めのように車輪に食い込んで進行を妨げます。
D湯谷神社の鳥居前
境内から米原の街が一望できるような高さに湯谷神社がある事がよくわかります。
E湯谷神社
一番の難所はここ。道幅がぎりぎりのうえ、屋根の高さがほぼ同じで 接触しそうなぎりぎりの間ですり抜けなければなりません。曳山は大きくしなるように作ってあるため、屋根係りが電柱に支点に 陳を右に振りながらここを通そうとしているところです。実は右側の民家に屋根が当たらないように亭の屋根の一部が取り外されています。
F中町くつろぎハウス前