登り山 | |
子供歌舞伎だけでなく是非ご覧いただきたいのが曳山の運行、特に提灯のあかりに照らされ
勇ましい掛け声の中で坂を上がっていく登り山はもうひとつの見所です。
宵宮の夜、翌日の本楽のために各町の曳山は湯谷神社に
向かいます。これを一般に登り山といいますが米原の祭りの場合は急な坂道を
登って行くのでまさにその名の通りの登り山です。 |
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舞台方はありったけの声を出し、床を踏み鳴らして若い衆を鼓舞します。 若い衆もそれに応えるようにヨイサーと声を張り上げながらありったけの力で山を引きます。一度止まってしまうと 動かすまでに更に力が必要なので、山は止まりそうになりながらもゆっくりゆっくりと坂を登っていきます。 | |
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鳥居前で一旦休憩。そこまで休まずに上がってこれれば自然と歓声が上がります。 | |
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神前では壱番山が上手になるように停めます。今年は壱番山のため、 弐番山の旭山が先に据えられるのを待ちます。据えるためには、山を上手まで一旦上げるのですが、 下りでバックさせながら方向を変えるので、距離と曲げる間合いをうまく調整する必要があります。 しかし、実際に山は自体の重みで勢いよく走りだすし、クルマのようなハンドルがない曳山の曲りを コントロールすることは相当の難易度です。 | |
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据える位置は前柱が横にある倉と反対側の大きな杉の木を結んだ線上、 隣の山との間は花道三枚分など事前に細かく決められており、非番山の総代が位置を示す提灯を掲げ、その位置に 前柱をぴったりとを合わせて了解が出るまで微調整されます。 方向を微調整するには大デコが使われたりします。 | |
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